GIS実習オープン教材の学習(その5)

今回は、前回に引き続き課題の第3回の課題3を学習します。
参考URLは、以下になります。
https://gis-oer.github.io/gitbook/book/materials/tasks/t_08.html

課題3 ジオコーディング

課題3の内容は、以下となります。

ジオコーディングは、緯度経度や住所などの情報を保持したテキストファイル等を用いてGISで扱えるデータを作成する手法です。サンプルデータ裾野市_AED設置施設を用いて、ジオコーディング(アドレスマッチング)を行い地図を作成して下さい。

本来のジオコーディングは、住所の名称や地名などから緯度経度などの座標を付与することを意味すると思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

今回のデータ(AED設置場所)には、あらかじめ緯度経度付与されていますので、ジオコーディング実施後のデータを地図に重ね合わせえる実習と理解するとよいでしょう。
作業手順は以下となります。

  1. 教材データのダウンロード
  2. ダウンロードしたCSVファイルをQGISへ読み込み
  3. 座標系を指定してシェープファイルへ出力
  4. 出力したシェープファイルを別な座標系としてQGISへ読み込み

1.教材データのダウンロード
以下のURLから教材データをダウンロードします。
https://github.com/gis-oer/datasets/raw/master/tasks/susono_task.zip
READMEファイルには以下の記述がありますが、実際のCSVファイルには緯度経度が付与されているので、何か手違いがあったのか、単純に”付与”と”削除”を間違えたのかもしれません。気にせず進めましょう。

このデータは、裾野市オープンデータ AED設置施設データ(出典:[AED設置施設]、裾野市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 2.1(http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/) ))を教材用に加工(緯度経度などを削除)を教材用に加工し作成したものである。

susono_aedREADME.txt

2.ダウンロードしたCSVファイルをQGISへ読み込み
作業の前に、QGISメニューの[オプション]、[設定]を選択し、プロジェクトとレイヤのデフォルトのCRSを課題が指定しているJGD2000緯度経度(EPSG:4612)に設定します。(下図)

デフォルトのCRSを設定

次に、新規にプロジェクトを作成してデータソースマネージャを起動し教材のCSVテキストファイルを読み込み (下図)ます。
成功すると地図に点(AED設置場所)が表示されます。

データソースマネージャからCSVテキストを読み込み

3.座標系を指定してシェープファイルへ出力
読み込んだCSVファイルは、QGISでは1つのレイヤとして取り扱われていますので、画面左下のレイヤビューを右クリックし、[エクスポート]、[地物の保存]を選択します。

レイヤののエクスポート(地物の保存)を指定

指定後に表示される画面からファイル名(今回は aed.shp と指定)や投影法を指定してOKボタンを押下するとシェープファイルに出力されます。

データの保存先を指定

4.出力したシェープファイルを別な座標系としてQGISへ読み込み
作業の前に、QGISメニューの[オプション]、[設定]を選択しデフォルトのCRS(プロジェクトとレイヤ)を、課題が指定している平面直角8系(EPSG:2450)に設定します。(下図)

プロジェクトとレイヤのCRSを平面直角8系に指定

この状態で、新規プロジェクトを作成してデータマネージャから先ほど作成したシェープファイル(aed.shp)を読み込みます。
地理院地図と重ね合わせた画像が以下です。富士山の周辺だったのですね。

画面下部(赤枠)の座標値が緯度経度ではなく平面直角であることを確認してください。

まとめ

今回は、ジオコーディングというよりも座標系の変換やフォーマットの変換を学習しました。
別の機会にジオコーダーを自作したりフリーのAPIを使ったりして確認したいと思います。

逆ジオコーディング(座標から住所などの取得)に興味のある方は、以下の記事を参考にしてください。